LTD MAGAZINE
肌荒れをケアする食べ物、悪化させる食べ物。ふと肌を触るとザラザラ、鏡をよく見るとブツブツ、まだらな赤み・・・
ふと肌を触るとザラザラ、鏡をよく見るとブツブツ、まだらな赤み・・・
肌が荒れると心も荒れるもの。
一日も早く治したいときに、味方になったくれる食材、そして避けたい食材は?アーユルヴェーダの視点からご紹介します。
肌荒れは、火のエネルギーが高まって起こるトラブル
アーユルヴェーダでは、肌トラブルはピッタ(火のエネルギー)が強くなると引き起こると考えます。ストレスや寝不足、食事バランスなど原因はそれぞれですが、それが肌荒れに現れているということは、ピッタが高まっている、と判断するのです。
血液の熱と酸が上がり、それが肌に現れる。
大切なのはクールダウンすること。
かといって氷で強力に冷やしたりするのは禁物です。食べものの力を借りて、優しく熱を排出していきましょう。
●ケアしてくれる食べもの
グリーンの野菜
肌荒れがある時は、積極的に「苦いもの、渋いもの」を食べるのがおすすめ。
ゴーヤやピーマン、ほうれん草、アスパラガスにきゅうり。いまが旬の春野菜、蕗の薹やこごみなどの山菜もGOOD!緑の野菜と思っていれば間違いありません。スープや蒸し野菜などにして、もりもり食べましょう。
夏の果物
クールダウンしてくれる夏から秋に旬を迎えるフルーツを選びましょう。スイカにココナツウォーター、ブドウ、プルーン。
そのままでも、コールドプレスの生搾りジュースもおすすめ。
鎮静してくれるスパイス
スパイスは辛いものばかりではありません。
刺激が少なく、カラダをひんやりと冷ましてくれるスパイスを選んで。
コリアンダー、クミン、カルダモン、ターメリックは美肌の味方。これってカレーによく登場するスパイスですよね。カレーは美肌の味方でもあります。辛いカレーでなく、南インドやスリランカのサラサラとしたあまり辛くないカレーがベスト。
またクールダウンしてくれるハーブティーも試してみて。
おやつはデトックス効果のあるオーガニックカカオニブを選ぶのも ◎。甘さゼロ、ほろ苦さが大人の味で、フレーバーとしてハーブティーに混ぜるのもオススメです。
【フード】スーパーフーズトレーディング オーガニッククリオロカカオニブ 100g
●悪化する食べもの
刺激のあるスパイス
ガーリック、チリ、ジンジャー、胡椒、マスタードシードはこの時期は控えてみましょう。
身体を温め、活性化してくれるこれらのスパイスは肌荒れをさらに悪化させる恐れが。
元気のない時や消化をさせたいときにはとても味方になってくれるスパイスでもあので、肌荒れが治ったら取り入れてみて。
酒、揚げ物、コーヒー、飲むお酢
刺激のある飲み物や食べものも、この時だけはグッと我慢。これらを食べないだけで、化粧品や薬を使わなくても肌荒れが3日ほどで治る人はいます。
肌のためにとお酢を飲んでいる人は、いますぐやめてみましょう。
グツグツの激辛料理とレモンサワーなんて、肌荒れには最悪のメニュー。この時ばかりは控えめにしてみましょう。
枕カバーとメイク道具を見直してみる
食材だけでなく、顔に触れるものもチェックしてみて。
枕カバーは何日前に洗いましたか?
ファンデーションをつけるパフやスポンジは?
これらをこまめに洗うのも効果大。
気持ちのクールダウンも大切
カッカしているマインドも、肌荒れの大きな原因になります。テキパキしたいばかりについてこない周りにイライラ、なにがなんでも仕事を今日中に終わらせる!と自分に鞭打ったり。
頑張りすぎないことも肌荒れのケアになるのです。そんな感情がカラダのなかに熱をこもらせてしまうのです。
大きく深呼吸して、自分を休める習慣を大切にしましょう。
ライター:三野村なつめ
アーユルヴェーダ・アドバイザー。「アーユルヴェーダを気軽に毎日へ」をコンセプトにコスメブランドARYURVIST(アーユルヴィスト)を立ち上げる。
レシピと体質別のスパイスキットをお届けする新サービス「整えごはん」主宰。https://totonoegohan.theshop.jp