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『健康的な身体づくりにはやっぱり睡眠が大事?!睡眠の質を上げるためには?』
「睡眠負債」言葉をご存知ですか?これは睡眠不足により、仕事などのパフォーマンスが落ちることで起きる、経済損失のこと。日本における“睡眠負債”の金額は、なんと!年間約15兆円にも及ぶという話もあるほど、私たち日本人は、睡眠不足という問題を抱えているようです。そこで少ない時間でも睡眠の質をアップさせ、良質な睡眠を取ることで日中の仕事能率をアップさせるのと同時に、寒さが本格化する前に、健康的な身体づくりを目指しましょうというのが今回のお話。
《睡眠の意味》
そもそも睡眠はなぜ、大切なのか?をご存知ですか?
寝ている時間というのは、活動中に起こったできごと、つまり“記憶”を整理して、脳へ定着させるということをする時間。そして脳を休ませてあげる時間でもあります。と同時に、傷ついた細胞を修復する時間でもあるんです。だから良質な睡眠が取れていないと、日中に眠くなったり、ボーッとしてしまったり。物事を整理できなかったり。考える力が低下。注意力も散漫になります。さらに脳が疲労している場合は、約束を忘れたり、いつも呼び慣れているはずの人の名前を間違えたりしてしまうことも。
《どうやって良質な睡眠を取る?》
ではどうしたら、良質な睡眠が取れるのか?というと、それは副交感神経を優位にすることがポイントです。
人間は普段の活動中は自律神経が優位な状態。それを副交感神経を優位にしてあげること、つまりはリラックスさせあげることが有効的なんです。具体的には42度以下の湯船にゆっくりと浸かり、お風呂から出ると、体温がゆっくりと下がっていきます。この時に眠くなるので、このタイミングを見逃さず、寝るのがオススメです。
が!スマホやTVなどのブルーライトを浴びると、夜に多く分泌されるメラトニンが消えてしまいます。そうすると眠気もおさまってしまいますから、寝る1時間ほど前にはスマホやTVは見ないように。またメラトニンは朝、起きてから14〜16時間後に分泌されるようになっています。だからこそ、規則正しい生活が良いとされているんですね。
《メラトニンを増やすには?》
メラトニンを増やすために、朝はバナナやクルミを食べるのがGood。これらに含まれるトリプトファンは、日中は体内でセロトニンになり、夜にはメラトニンに変化します。食べ物でなかなかメラトニンを増やすことが難しいという人には、メラトニンが含まれているサプリや、海外ではグミも販売されています。グミならば食べてから、歯を磨いて30分〜1時間ほどで眠くなります。甘くておいしいので、そういったものを活用しても良いかもしれません。
《他にもやれることはたくさん》
適度な運動をして体を疲れさせる、寝具を心地よいものに変えてみたり、蛍光灯の照明をオレンジ色のベッドランプにして、薄暗くしてみたり、決まった時間に寝るルーティーンをつくったり、体温を上げてリラックスさせるハーブティーを取り入れてみたり、良質な睡眠をもたらすための方法はたくさん!
日中のパフォーマンス効率を下げないためにも、また健康な身体づくりをするためにも、良質な睡眠を意識してみてはいかがでしょうか?
ライター
星ゆうこ